日差しが強くなる前に!サロントリートメントの種類とその違い

すっかり暖かくなり、日差しが強くなると気になるのが日焼けや乾燥。
頭皮と髪の毛も日焼けや乾燥から保護したい!!
そこで、予防ケアとしてサロントリートメントを受けるのもオススメです。
自宅でのケアだけではなく、専門家の手に委ねるサロントリートメントは、美しい髪を目指す上で欠かせない存在です。

美容院では、さまざまなトリートメント剤や技術を使ったトリートメントサービスが提供されています。実際に利用したことがある、または興味はあるけどまだ受けたことがない、という人も多いのではないでしょうか。

今回は、美容室のトリートメントについて、種類やそれぞれの特徴を解説していきます!

市販トリートメントとの違いは?


美容院と市販トリートメントの主な違いは、成分と効果です。
市販のトリートメントが髪の表面的なダメージを改善・予防すること目的としているのに対し、美容院のトリートメントの目的は髪の内部補修です。
美容院のトリートメントには、髪の状態を良くするための栄養成分が豊富に含まれており、栄養成分がキューティクルの内側まで浸透することで、より高度なヘアケアが叶います。成分自体の品質も良く、市販の製品に比べて毛髪補修やダメージ予防の効果も高いです。

一般的には、複数種類のトリートメント剤でダメージをケアしていく「システムトリートメント」が多く、1回のケアでいくつかのステップに分けてトリートメント剤を重ねづけしていき、種類によっては複数回の施術で効果をより感じられるものもあります。
またサロントリートメントは持続期間が長く、個人差もありますが、約1ヶ月程度効果を感じることもできます。

さらに、プロの手に施されることによって自分では届かない箇所や、ダメージ度合を見極めて念入りに施術してもらえるので、まるで生まれ変わったかのようなツヤツヤ・サラサラな美髪をゲットできます◎

サロントリートメントの種類


美容院で行うサロントリートメントは、髪質や髪のダメージレベルなどに応じてメニューを選択できる点もメリットです。
サロントリートメントと一口にいっても、美容院ごとに複数のメニューを用意していることが多いので、美容院を選ぶ際もどのようなトリートメントメニューがあるのかチェックすると良いでしょう。
ここからは、サロントリートメントの種類についてより詳しく説明していきます。

-1.ハコニコトリートメント
株式会社ハホニコが手がけるトリートメントの総称です。
髪の内側に水分を閉じ込めることでヘア全体の保湿感を高め、しっとりとした指通りの良い美髪を作ります。ダメージを補修しながらくせ毛やうねりを軽減し、ツヤ感がとても綺麗に見えるトリートメントです。
主に下記の2つに分けられ、どちらも美容院では定番のトリートメントです。

◆ザ・ラメラメトリートメント・・・滑らかで保湿感のある毛先に。
◆キラメラメトリートメント・・・ラメ感とグロッシーなツヤ感がある毛先に。

薬剤は3ステップで使用します。
【step1】
ラメラ液晶構造を再生することで、内部の水分と油分バランスを整理。
タンパク質と水分が適切なバランスで保たれた髪はバリア機能が高まるので、ヘアカラーやパーマのダメージを受けにくくなります。
【step2】
タンパク質を補い、内部のダメージを修復。
薬剤は、ツヤ感がアップするαタイプと、ハリやコシの出るγタイプの2種類から選択可能◎
【step3】
1・2剤の効果を強め、再生したラメラ液晶構造を多様化します。

おすすめな人の特徴→
・毛量が多くごわつきやすい
・髪質が硬い
・髪が乾燥しやすい
・コスパ良くダメージケアがしたい

-2.TOKIOトリートメント
TOKIOトリートメントは、インカラミと呼ばれる特殊な技術で、髪内部に化学反応を起こさせ、髪の内側から傷んだ部分をケアし、髪本来の再生力を高める、ダメージ補修効果に優れたサロントリートメントです。
髪の主成分でもあるケラチンを内部までしっかり浸透させ、傷んだ髪を補修します。
即効性・持続性ともに高く、ハホニコトリートメントと人気を二分する定番のメニューです。

全部で4つのステップに分かれています。
【step1】
頭皮と毛先を保湿。
【step2】
メインとなるケラチンを補給。
【step3】
ケラチンを内部まで浸透させる
【step4】
髪表面の油分と水分のバランスを整える

おすすめな人の特徴→
・ダメージによる切れ毛・枝毛が気になる
・ヘアカラーやパーマを定期的にする
・髪が傷みやすい
・毛先のパサつきが気になる

-3.Aujua(オージュア)トリートメント
日本人女性の髪に特化して開発されたシステムトリートメント。
主成分ごとに多彩なラインナップをを展開しており、1人ひとりの髪質・ダメージに合わせて複数のトリートメントを組み合わせながら使用します。

事前カウンセリングが重要視されており、髪質・頭皮や毛先の状態・ヘアダメージなどを細かくヒアリングしてから、約1,000通りにも及ぶ組み合わせの中から1人ひとりに合ったトリートメントを調合します。
施術後には、自宅でのホームケア指導も行われます。

おすすめな人の特徴→
・お悩みに合わせた髪質改善がしたい
・自分に合ったトリートメントがわからない
・定期的なヘアケアの習慣をつけたい

-4.ケラチントリートメント
メイン成分にケラチンとアミノ酸を含んだサロントリートメントの総称です。 ダメージ補修と保湿力アップの効果に優れており、ダメージにより流れ出たタンパク質を、髪の内側から丁寧に補修・ケア。また髪のうねり・広がりなども同時に改善できます。

ケラチントリートメントは20分程度放置して、薬剤の浸透力を高めて、その後しっかり洗い流し、ストレートアイロンで素早く熱処理を行う仕組みです。アイロンの熱が加わることで、ケラチンが髪に定着します。

効果が早く現れやすく、持続性も高いとされていますが、ヘアカラーやパーマを検討している人は注意が必要です。例えば、トリートメントに配合されている成分によっては、「染まりにくくなる」「色落ちしやすい」などの恐れもあります。
担当の美容師さんにヘアカラーやパーマへの影響についても確認しておくのがおすすめです。

おすすめな人の特徴→
・ブリーチやパーマでヘアダメージが深刻
・ダメージによるうねり・広がりが目立つ
・髪の指通りを改善したい

-5.酵素トリートメント
酵素の力で髪に柔軟性を与えるトリートメントのことで、髪の指通りを良くしたり、髪全体を柔らかくしたりする効果に特化しています。
生まれつきの髪質を改善したい場合はもちろん、パーマやカラーを繰り返したことで髪が硬くなっている場合にも役立つ施術です。

酵素トリートメントに含まれる酵素は、髪の内部にあるタンパク質を刺激します。硬くなっているタンパク質に直接働きかけることで、髪に柔軟性が生まれるのです。髪のごわつきやうねり改善にも効果があるため、まとまりの良い柔らかな美髪をゲットできるでしょう。

他のトリートメントに比べて即効性は高くないですが、持続力はかなりあります。
1回~5回の施術に分けてトリートメントを塗布し、少しずつ髪本来の柔らかさと潤いを回復させます。

おすすめな人の特徴→
・剛毛・髪が硬いことで悩んでいる
・髪のごわつきやうねりが気になる
・まとまりが悪くヘアセットがしにくい

-6.髪質改善トリートメント
髪質に関するお悩みを解決できるトリートメントの総称で、それぞれのお悩み改善に特化したサロントリートメントを選ぶことで、より高い満足度を得られます。
主に、縮毛矯正(酸性ストレート)・酸熱トリートメント・サイエンスアクアの3種類です。

メニュー内容は、トリートメントの種類ごとに異なります。

【酸性ストレートによる縮毛矯正】
弱酸性の薬剤を用いて髪全体のくせ・うねり・ごわつきを改善。
アイロンで伸ばし、ストレートに定着させます。
一般的な縮毛矯正のようなアルカリ性の薬剤を一切使用しないので、ヘアダメージを抑えながらの髪質改善が可能です。

【酸熱トリートメント】
「グリオキシル酸」「レブリン酸」「グリコール酸」といった酸性の性質を持つ薬剤が使われます。毛髪は元々弱酸性ですが、それより強い酸性のトリートメント剤を塗布し、さらに途中でヘアアイロンをあてることによって、「疑似的」に髪を健康に近い状態にします。
髪質改善とともに、髪の内部にある根深いダメージも修復し、タンパク質を補給して、キューティクルの隙間を埋めます。
髪の質感を整える効果が高く注目されていますが、髪のダメージレベルによっては施術が難しいケースもある為、注意が必要です。
栄養成分の含まれるトリートメントを髪の内部に浸透させることで、髪質を改善します。

【サイエンスアクア】
アルカリ電解水を使用した新しい髪質改善トリートメントです。
アルカリ電解水でキューティクルを和らげ、髪の根元からその形状を整えます。
即効性・持続力はそこまで高くないですが、髪への負担が特に少ない髪質改善方法です。

おすすめな人の特徴→
・髪のうねりや生えぐせを改善したい
・髪全体のボリュームを抑えたい

美容院でトリートメントをする時の注意点


自分に合った成分・効果のトリートメントを選ぶ
カットしないと改善できない場合もあると知っておく

サロントリートメントは縮毛矯正とは異なり、くせ毛を完全に治すことはできません。しかし適切なトリートメントやケアを行うことで、くせ毛の見た目や手触りを改善することは可能です。
髪質などにもよる為、どんなトリートメントが合っているのか、美容師さんに相談してみましょう。

頻度は、1ヶ月~1ヶ月半おきが理想です。
切れ毛や枝毛などのダメージが進行している場合は、3週間おきに通うと良いでしょう。
トリートメントによっても異なるので、カウンセリングの際に確認しておくと安心です。

サロントリートメントの選び方とは?

髪の毛のダメージレベル、髪質、パーマ・カラーの有無、価格などが選ぶ際のポイントになります。
また、自分に合ったトリートメントの選び方がわからない場合は、ダメージやお悩みに合わせて含まれる成分が異なるので、下記の成分を参考に選んでみてください。

さらに種類によっては、「色落ちしやすい」「染まりにくい」「パーマがかかりにくい」などのデメリットがある為、迷ったら担当美容師さんに相談し、自分に合ったメニューを選択するようにしましょう。

いかがでしたか?
たくさんメニューがありすぎて、いつも迷ってしまっていたトリートメントですが、種類によっても効果が全く異なるのがわかりました。

ぜひそれぞれのお悩み別に適したトリートメントを選んで、より効率的に、より満足のいく仕上がりにヘアケアしていきたいですね。
美容師さんにはホームケアの仕方などを教えてもらうのもお忘れなく!


前回の記事はこちら!!
>> 知ってた?ヘアカラーの種類と特徴~後編~

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