知ってた?ヘアカラーの種類と特徴~後編~
前回からの続き。>> 前回の記事はこちら
新生活に合わせてヘアカラーも変えたくなりますよね。
前回はアルカリ性カラーとトリートメントカラーについてご紹介しました。
今回はヘナカラーとヘアマニキュアの特徴について解説していきます。
ヘナカラー
ヘナ(ヘンナ)という、インドや中近東などの熱帯地方に多く自生するミソハギ科の植物を粉末にしたもので 主に白髪染めとして使用されることが多いです。
植物由来の成分なので頭皮や髪に負担が少なく、通常のカラー剤が滲みやすい方、 またジアミンアレルギー*の方にもおすすめです。
しかし、ヘナには髪の色素を薄くする効果がないので、黒髪を明るくすることはできず、色の変化を感じにくい場合も。
さらに、通常のカラーよりも時間がかかり、ヘナカラーを重ねていくと成分が髪に残りやすくなり、通常のファッションカラーの妨げや、パーマがかかりにくくなるなどのデメリットもあります。
!特に注意!
実はすべてのヘナカラーが100%天然成分(ナチュラルヘナ)というわけではありません。
ナチュラルヘナは産地や収穫時期、また鮮度や髪質によって発色が左右されます。しかし化学成分が配合されたもの(ケミカルヘナ)は、ナチュラルヘナよりも発色が良く安定性もあるため、実際はケミカルヘナの方が多く出回っています。
100%天然成分で染めたい方や化学成分が肌に合わない方はナチュラルヘナ、優しい成分で染めたいけど発色も良くしたい方はケミカルヘナなど、体質や仕上がりのイメージを考えながら選ぶようにしましょう。
また植物に対するアレルギーが出ることもある為、事前に成分をチェックし、必ずパッチテストを行ってくださいね。
※ヘナは薬草のため、身体に思わぬ効果が出てしまう可能性もあります。生理中や妊娠期間中も使用しないよう注意してください。
※初めての方は、まずは美容師さんに相談しましょう。
ヘアマニキュア
髪の表面だけにカラー剤をコーティングする仕組みで、通常のカラー剤よりも髪や頭皮へのダメージが少なく、ダメージを受けやすい方、敏感肌の方、ブリーチを繰り返して傷んだ髪を休めたい方に適しています。
さらにコーティングすることで髪にハリコシやツヤが生まれるところも特徴の一つです。
また、髪質によって異なりますが、カラーの持続力は約2~4週間程度と比較的短期間で元の色に戻るので、いろいろな色に挑戦してみたい方や短期間だけカラーを楽しみたい方にもおすすめです。
しかし、のせる色によっては残留しやすいものもあるので注意してくださいね
デメリットは、元の色が暗いとカラーが目立ちにくい点です。
ヘアマニキュアも髪の表面に色をのせるだけで、髪自体を明るくする効果はありません。
その為、元の髪の毛が暗い場合はあまり変化を感じにくいことも。
★しっかりした発色にしたい場合はベースの髪の毛を明るくしておきましょう。
また、コーティング作用により髪内部にヘアカラーが浸透しにくくなることもあるので、ヘアマニュキュアから通常のカラーへ戻す際も注意が必要です。
特に赤やピンクなどのカラーは色残りしやすく、次の髪色に影響することもあるので しっかり色落ちするまで待つことをおすすめします。
いかがでしたか。
他にもまだまだ種類はありますが、まずは自分の髪や肌質をきちんと理解することが大切です。
気になった方法があれば、美容師さんに今の髪や肌の状態を診断してもらった上で、
理想の髪色と適切なカラー剤は何か相談してみてくださいね!
今回は以上です!
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