夏バテ防止や疲労回復だけじゃない!ウナギの頭皮・美髪効果とは!?

梅雨による湿気や、気温の高さにすっかりバテ気味ではありませんか?
暑さによる疲れがたまりやすいこの時期に食べたくなるのが、鰻(うなぎ)です。
夏バテ解消や疲労回復に良いとされるウナギですが、女性にありがたいエイジングケアや美肌、頭皮や髪の毛にも、とっても良い効果をもたらしてくれるのです。

では、どのような栄養効果があるのでしょうか。
今回は、ウナギについて詳しく解説していきます!

『土用(どよう)の丑(うし)の日』とは・・・?


「土用」とは、四季の移り変わりの前の、約18日間を指します。春・夏・秋・冬のそれぞれに土用が存在しますが、特に夏の土用(立秋前の18日間)が重視されることが多く、この期間は、暑さが厳しく、体力が落ちやすい時期とされています。
また「丑の日」とは、土用の期間中に巡ってくる「丑の日」のことを指します。日本の暦では、十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)を使って日にちを表現し、12日ごとに一巡します。したがって、土用の18日間の中に丑の日が1日または2日含まれることになります。

土用の丑の日にウナギを食べる習慣には諸説ありますが、最も有名なのは、江戸時代の学者・平賀源内が広めたとされる話です。

ある鰻屋が、夏場にウナギの売り上げが低迷して困っていたとき、平賀源内に相談しました。
源内は、「土用の丑の日には『う』のつくものを食べると夏負けしない」という俗信に基づき、「本日土用丑の日」という看板を出すことを提案しました。この看板が功を奏し、鰻屋は大いに繁盛しました。この事がきっかけで、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が広まったと言われています。

今年(2024年)夏の土用の丑の日は、7月24日、8月5日の2日となる為、ウナギを食べるチャンスが2回もくることになります。

ウナギが髪に良い理由


ウナギは、栄養豊富な食品であり、健康にも髪にも良い栄養成分多く含まれています。 ウナギが髪に良いとされる具体的な成分を解説していきます。

-1.タンパク質
ウナギにはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は私たちの体のあらゆる部分、例えば筋肉や臓器、皮膚、爪、髪の毛などをつくるのに必要な栄養素です。
タンパク質が不足すると、髪にハリやつやがなくなったり、切れ毛や枝毛を引き起こします。 頭皮環境も悪化し、結果的に抜け毛や薄毛の原因にもなりかねません。
中でも、魚肉たんぱくはアミノ酸バランスに偏りがなく、バランスが良いので積極的に摂りたい食材です。

-2.ビタミンA
ウナギに含まれるビタミンの中でも、特に豊富に含まれているのがビタミンAです。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を維持し、バリア機能を強化します。外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐため、頭皮を健康に保つことができ、新陳代謝機能を高め、髪の成長を促します。また抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスを軽減し、老化を予防します。
特にウナギ1匹分の肝には、成人1日分のビタミンAが含まれており、肝を食べることでさらに効果的に摂取できます。

-3.ビタミンB群
ウナギにはビタミンB群、特にビタミンB2(リボフラビン)やビタミンB12が多く含まれています。ビタミンB群は髪の成長と修復を助け、毛根を健康に保つために必要です。
中でも、ビタミンB2は皮膚や粘膜を健康に保つ働きや、食べ物から摂取した栄養素をエネルギーに変えるため、疲労回復や体の調子が良くなる効果も期待でき、夏バテ防止に効果的な理由の一つです。
また、ビタミンB12による赤血球生成の働きにより、血行が促進され、抜け毛を防ぐ効果も期待できます。

-4.ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用があり、様々な老化を防ぐ働きがあることから、「若さのビタミン」とも呼ばれています。
細胞を活性化させるため、頭皮の血行を促進し、毛根に必要な栄養を届けやすくします。
また頭皮の保湿と修復を助け、紫外線や環境ストレスから頭皮を保護し、保湿効果や治癒促進効果により、髪の健康が保たれます。

-5.亜鉛
亜鉛は髪の成長に重要なミネラルであり、ウナギには特に豊富に含まれています。髪の毛を作るために必要なタンパク質の一種である「ケラチン」と「DNA」の合成を助けるため、健康な髪の毛には絶対に必要な栄養素です。
また亜鉛自体は体内で作ることが出来ないので、食事やサプリメントなどで摂取するしかありません。体内で吸収されにくい成分の一つで、吸収率を高めるにはビタミンCとの組み合わせが推奨されています。そこで食後に柑橘系、イチゴ、ビタミンCを多く含む果物等を摂取することで栄養バランスがぐっと高まります。
亜鉛は、髪の毛を健康にするだけでなく、頭皮の保護、抜け毛を防ぐため、積極的にとることで新陳代謝が高まり、美髪効果に繋がります。

-6.DHAとEPA
ウナギにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ-3脂肪酸が含まれています。これらの脂肪酸は抗炎症作用があり、酸化ストレスから保護し、頭皮の炎症を軽減します。また血液循環を改善して毛根への栄養供給を促進する事で、髪の成長が促されます。
さらに、オメガ-3脂肪酸は髪の毛の構造を強化し、切れ毛やダメージを防ぐとともに、髪の柔軟性と弾力性が向上します。

このようにウナギはスタミナをつけたり疲労回復が期待できるだけでなく、髪の健康を維持し、成長を促進するのに非常に効果的な食材という事がわかりました。

ウナギを食べる際の注意点


ウナギは非常に脂肪分が多いので、食べ過ぎにも注意しましょう。過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適量を守ることが大切です。
また、血糖値が高い方はうな丼は控え、きゅうりの酢の物「うざく」、卵でくるんだ「う巻き」、たれを付けずに焼いた「白焼き」などがおすすめです。

ウナギだけ摂取するのではなく、副菜に野菜や汁物を取り入れたり、付け合せの野菜やデザートで果物を食べたりして栄養バランスを整えることがとても大切です。
ウナギに限ったことではありませんが、髪の毛、頭皮の為に食事を改善する際は、栄養バランスをしっかりと整えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
ウナギを食べることは、美しい髪だけでなく、体全体にもとても良いことがわかりました。
髪の毛と頭皮のためにも、食事の際は栄養バランスを考えて食べ物を選ぶようにしましょう。美しい髪の秘訣は、良い食事を摂ることから始まります。
ウナギを含む多様な食材を組み合わせ、美しい頭皮と髪を育てながら、これからの季節も健康で元気に乗り切っていきましょう。

今回は以上です!

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