夏本番！頭皮のベタつき・ニオイの原因と対処法
夏も本番になり、毎日暑い日が続きますね。
ジメジメして髪の毛がうねってしまい、ヘアスタイルも決まらず憂鬱になりますよね。
そんな気温の上昇とともに気になるのが、頭皮の汗によるニオイやべたつき。
頭皮は身体の中でも汗をかきやすい部位になり、実は放っておくと、様々な頭皮トラブルの原因にもなるのです…。
今回は、夏の頭皮のベタつきやニオイの原因と、その予防方法についてご紹介していきます。
【目次】
夏の頭皮のベタつき・ニオイの原因とその影響は？
－原因１：汗と皮脂の過剰分泌
夏はたくさん汗をかく分、その汗に皮脂が乗り、肌の表面にたくさん運ばれます。
皮脂は脂なので、気温が高い夏はより頭皮の表面にたくさん出やすく、 汗は蒸発してなくなりますが、汗に乗って運ばれた皮脂は肌の表面に残ってしまいます。
さらに夏は強い紫外線を浴びることで頭皮が乾燥し、さらなる皮脂の分泌につながります。また皮脂は酸化して黒くなり毛穴に詰まってしまいます。
－原因２：日焼け止めやヘアスタイリング剤の使用
日々使用するスタイリング剤。ワックス、ムース、ジェルなど、まとめ髪をすることが多い夏は、使用頻度も高くなりますよね。
しかし、汗と一緒に流されたスタイリング剤は、髪や地肌に汚れが残るとベタついて不快なうえ、毛穴がつまって抜毛や細毛の原因にもなってしまいます。
－影響１：髪の毛が細くなる
毛穴に汗や皮脂が詰まると、根元の立ち上がりが出しにくくなり、スタイリングが決まり辛くなります。
そのままの状態が続くと、髪の新陳代謝がうまく行われなくなり、将来的には髪が細くなることでボリュームがでにくくなります。また、切れ毛や抜け毛等の原因にもなります。
－影響２：フケやかゆみ・臭いが出る
毛穴に詰まった汚れは、空気中のほこりや雑菌と混ざります。
この時、詰まった皮脂汚れを雑菌が分解するため、その刺激でかゆくなったり、頭皮から嫌な臭いがでることもあるのです。
また、汗により頭皮の湿度が上がると、雑菌やカビが繁殖し、それらが臭いの原因になることがあります。
－影響３：夏のダメージは秋の抜け毛の原因になる
夏の紫外線により髪や頭皮がダメージを受けることで、秋には頭皮の乾燥がひどくなり、頭皮自体が固くなってしまいます。
頭皮が固くなり、血行が悪くなると髪に栄養がいかなくなり、抜け毛や薄毛の原因にもなるのです。その結果、髪全体も栄養不足でパサついてしまいます。
夏の頭皮のベタつき・ニオイを予防する方法とは？
頭皮のベタつき・ニオイをを改善するには、汗をかいた後のシャンプーとケアが決め手となります。
ここからは、ベタつきやニオイ予防のポイントをご紹介します。
－予防１．頭皮の正しい洗浄
頭皮の状態に合ったシャンプーを選びましょう。頭皮が敏感でかゆみや炎症がある場合、頭皮に優しい成分を含むシャンプーを選びましょう。また、フケや脂っぽさの問題がある場合は、それに対応したシャンプーを選ぶことが効果的です。
硫酸系の洗浄成分（SLSやSLES）やパラベン、人工香料、合成着色料などの刺激物質や有害な成分を含まず、肌のpHバランスと近い弱酸性のシャンプーを使用することが重要です。
またシャンプー時は、よく泡立てたたっぷりの泡で頭皮を優しくマッサージしながら洗い、皮脂や汚れを取り除き、しっかりすすぎましょう。 タオルやヘアブラシは清潔なものを使用しましょう。
－予防２．頭皮の保湿
過剰な汗や皮脂は頭皮の乾燥を引き起こすことがあるため、保湿効果のあるシャンプーやトリートメントを使うか、適度に保湿効果のある頭皮用ローションを塗布します。
また保湿する事で、紫外線によって失われた頭皮のバリア機能を強化し、紫外線のダメージから頭皮を守ることができます。
－予防３．適度な頭皮マッサージ
頭皮をマッサージすることで血行を促進し、汚れが取れることで、髪の健康や成長促進にも役立ちます。
指の腹を使って、適度な圧をかけながら優しく円を描くようにマッサージします。
頭皮ブラシや、マッサージトリートメントを使用するとさらに効果的。
頭皮マッサージはニオイを予防するだけでなく、リラックス効果や髪の健康につながります。
－予防４．食生活やストレス
食生活やストレスの状態は、頭皮や髪だけでなく身体全体の健康にも影響を与えます。バランスの取れた食事を心掛け、ストレスを溜めずリラックスする事が、頭皮の匂いの予防へとつながります。
いかがでしたか？
これらの予防策を実践することで、熱くて汗ばむ季節でも清潔な頭皮を保つことができます。また、夏の間にケアする事で、秋の髪の毛にも影響してくるため、今回ご紹介した頭皮ケアを参考に、ベタつきや匂いを防いで少しでも快適な夏を過ごしたいですね。
前回の記事はこちら！！
＞＞ 肌だけじゃない！髪を守る紫外線対策【後編】
