夏の暑さで髪が傷つく？夏に受ける髪へのダメージと対処法
夏真っ盛り！！
この猛暑になかなか慣れず、外出を控えている人も多いのではないでしょうか。
それでも外出が多くなるこの季節。
そんな気温の上昇とともに気になるのが、頭皮の汗によるニオイやべたつき。
外に出る際には、髪の毛のケアも忘れずに行っていきたいですよね。
実は、夏に受けた髪へのダメージは、秋にとても影響するって知っていましたか？
今回は、夏に受ける様々なダメージとその影響について、ご紹介していきますね！
【目次】
夏に髪の毛が受ける夏のダメージとは？
－1．紫外線によるダメージ
夏は日差しが強く、紫外線の影響を受けやすい時期です。紫外線が当たると、髪のキューティクル（表面の鱗層）が開き、内部のメラニン色素を壊して、タンパク質を分解します。
これにより、髪は乾燥しパサついたり、もろくなって枝毛・切れ毛を引き起こし、ハリコシの低下、ヘアカラーの褐色にもつながります。
－2.ヘアカラーによるダメージ
夏は明るいカラーやブリーチに挑戦する人も多いかと思いますが、アンモニアや過酸化水素などの強い薬剤により、髪の毛だけでなく頭皮にも刺激を与え、人によってはかゆみや赤みなどを引き起こすことがあります。
また明るいヘアカラーやブリーチは、髪の内部のケラチン結合を切断して色素を除去し、新しい色素を導入するため、髪のタンパク質の変性を引き起こします。
これにより髪が乾燥し、パサつきやすくなり、紫外線のダメージも受けやすくなるため、カラーの褐色や更なる乾燥につながります。
－3.乾燥と湿度
夏は空気が乾燥したり、逆に湿度が高い場所もあります。
乾燥した空気は髪の水分を奪い、パサつきやすくなります。また、湿度の高い場所では汗をかきやすくなり、さらに頭皮に湿気がこもります。
お風呂あがりに暑いからと言ってすぐに髪を乾かさず、濡れたまま放置していませんか？
頭皮が湿ったまま放置すると、頭皮の湿度が高まり、雑菌やカビの繁殖につながります。特に夏の湿気が高い環境では、頭皮の清潔を保つために早めに乾かすことが重要です。
－4．海水や塩素
夏に海やプールに入ると、海水や塩素が髪に付着します。
海水の塩分は髪から水分を奪い、髪を乾燥させてしまう上に、乾くと髪の表面に塩の結晶ができて手触りがゴワゴワになってしまいます。さらに、海水は弱アルカリ性であることから、髪のタンパク質を溶かす性質があります。
プールの塩素によってもキューティクルが剥がれやすくなってしまうので、注意が必要です。
－5．頭皮の日焼け
髪の生え際や頭皮は紫外線を浴びやすい部位です。
日焼けによって頭皮が炎症を起こし、かゆみやフケの原因となることがあります。
夏のダメージを防ぐヘアケア対策は？
ここからは夏のダメージを最小限に抑えて秋に備えるため、いくつかの対策を紹介しますね！
－1．紫外線が当たるのを防ぐ
外出時には、まとめ髪にしたり、帽子や日傘を使って紫外線を遮断しましょう。
髪・頭皮にも使えるUVカットの日焼け止めなどで髪の毛・頭皮を紫外線からガードするのもおすすめです。
－2．夏のレジャー対策
海やプールに入る前にはスイムキャップを被ったり、髪にコンディショナーやオイルを塗布しておきましょう。
また、海・プールなどのレジャーで遊んだ後は、シャンプーをする前に頭皮も髪も真水でしっかりと洗い流します。その後のシャンプーは、2度洗いで髪と頭皮を指の腹でやさしく洗うことがポイントです。
－3．清潔を保つ
汗をかいたら、頭皮や髪を清潔に保つために適宜シャンプーをしましょう。
しかし、頭皮が脂っぽいからと言って、1日に何度も洗うのは逆効果です。頭皮環境を整える常在菌が減り、臭い匂いの原因となる細菌が増えてしまう可能性もあるため、洗い過ぎには注意が必要です。
－4．保湿とケア
髪を洗った後は、傷んだ髪にキューティクルを補修するトリートメントなどのケアもプラスします。また紫外線による日焼けで乾燥した頭皮には、保湿効果のある頭皮用ローションを使うのもおすすめ。
－5．すぐに乾かす
濡れたままの状態で放置すると雑菌が繁殖するので、吸水力が高いタオルなどで十分に水分を拭き取ったら、時間を置かずすぐに乾かすことが大切です。
これらのケアを行うことで、夏のダメージを軽減し、髪の美しさと健康を保つことができます。髪と頭皮がダメージを受けやすい夏だからこそ、ヘアケア製品も良質なものを選んで使うようにしたいですね。
いかがでしたか？
夏には様々な原因による髪へのダメージが影響する事がわかりました。
原因がわかれば、それに対して対処するのみ！
次回は、夏に受けたダメージの対処法についてご紹介していきます。
前回の記事はこちら！！
＞＞
夏本番！頭皮のベタつき・ニオイの原因と対処法
