冬の今こそ注意!静電気が起こる原因・影響と対策

冬になると髪の毛に静電気が起き、逆立ったり扱いづらくなって、なかなかまとまらずスタイリングに時間がかかったり、日中もパサつくなど、悩むことが多くなりますよね。

今回は、髪の毛に起きる静電気の原因と、それを防ぐポイントをご紹介していきます!

冬に髪が乾燥するのはなぜ?


冬は一年の中で最も髪が乾燥しやすい季節です。静電気を起こす環境の一因となる乾燥は、なぜ起きてしまうのでしょうか。乾燥の原因からご紹介していきます。

―1.気温の低下

気温が低下し、冬の冷えから体を守るため、体内では全身の血管が収縮して熱を体外に逃がさないようにします。そのため、血行不良が起こって毛根に栄養が行き渡らなくなり、髪の栄養不足と乾燥を招きます。


―2.湿度の低下

冬は一般的に降水が少なくなり、また寒冷な空気は水蒸気を含みにくい為、空気中の水分量が少なくなると、湿度が低くなります。そのため、髪の毛が受けとる水分量も少なくなり、髪の毛がパサついてしまいます。
※湿度がおよそ50%未満の状態が「乾燥した空気」の目安です。


―3.暖房の使用

冬の湿度低下に加え、暖房の温風や室温の上昇によってさらに空気が乾燥すると、髪の毛の水分量が奪われ、乾燥は進み、ダメージの原因となってしまいます。


―4.シャワーの温度

寒い季節のシャワーは熱いお湯を使う傾向になります。ただ、熱すぎると髪の毛や頭皮から必要以上に油分が奪われます。
水分維持やバリア機能の働きを持ち、健康的な髪の毛に欠かせない油分が奪われると、頭皮や髪の毛は水分が失われて潤いを保つことができず、乾燥してしまいます。


―5.ドライヤーの熱

冬は濡れた髪を乾かすのに時間がかかるため、ドライヤーの使用時間も長くなりがちです。
このため、髪の毛がドライヤーの熱に当たる時間も長くなると、乾燥しやすくなります。


これらの理由により、冬の空気はどうしても乾燥している環境となってしまうのです。


乾燥が引き起こす静電気の原因


乾燥した髪の毛は、静電気を起こしやすく、様々な髪のトラブルを招きます。
ここでは、静電気の起こる原因をご紹介します。

―1.重ね着やブラッシングによる摩擦

乾燥した季節に厚着をしたり帽子を被ったりすると、服と服、服と髪の毛が擦れ合って静電気を帯びやすくなります。
特にプラスの電気を帯びやすいウールやナイロンと、マイナスの電気を帯びやすいアクリルやポリエステル等の異なる電気を帯びやすい素材を重ねて着ると、さらに静電気が発生してしまいます。
また、ブラッシングのし過ぎも摩擦からの静電気が起き、放電されず髪の毛にたまることがあります。


―2.水分不足

体内が水分不足になりがちで、髪の毛や肌の水分が不足していると、静電気が溜まりやすくなります。このような体質を「帯電体質」と言います。肌や髪の乾燥が気になる方は、こまめに水分を補給し保湿を心がけ、静電気の発生を防ぎましょう。


乾燥・静電気が与える髪への影響


乾燥や静電気は、髪の毛へどのような影響を及ぼすのでしょうか。

―1.ほこりや花粉、雑菌の付着

帯電した頭皮や髪の毛には、ほこりや花粉、雑菌などが付着しやすくなり、ほこりなどに付着した様々な病原菌が、乾燥して剥がれた頭皮の表面や毛穴に入り込むと、様々な頭皮トラブルを引き起こしてしまいます。また、抜け毛や薄毛の原因にもつながります。


―2.キューティクルが剥がれやすくなる

キューティクルとは、髪の表面を5~6枚が重なる層になって覆っているたんぱく質です。
髪の水分やたんぱく質の流出を防ぐ役目をしていますが、静電気によりキューティクルが剥がれてしまうと、髪に含まれる水分やたんぱく質が流出してしまい、ダメージを受けやすくなってしまいます。
またそのまま進行すると、さらに髪の毛同士の摩擦が広がってダメージが進み、毛先のパサつきや、抜け毛、切れ毛などを引き起こし、髪自体が弱くなってしまいます。


静電気から髪を守る対策とは?


静電気が発生してしまうのは、乾燥し過ぎの注意信号。
髪の毛はダメージを受けやすくなり、乾燥から守る対策をとることが大切です。

―1.シャンプーは低刺激・高保湿タイプを選ぶ

頭皮や髪の毛は、適度な水分と油分を保つことで健康になります。洗浄力の強いシャンプーは、油分を洗い流しすぎるのでおすすめできません。また、添加物を多く使ったシャンプーは刺激が強いため、アミノ酸系の洗浄成分を使用した低刺激のものを選びましょう。


―2.シャンプー前のブラッシング

濡らす前の乾いた状態で髪の毛をブラッシングしましょう。頭皮や髪の毛の汚れを浮かし、シャンプー中の摩擦を抑えることができます。


―3.トリートメントの使用

定期的なヘアトリートメントで髪を補強し、乾燥から保護します。また地肌にはつけず、乾燥しがちな毛先を中心に使用し、すすぎ残しがないようにしっかり流しましょう。


―4.静電気防止のヘアブラシを使う

プラスチックやポリエステル製のヘアブラシは、扱いやすく値段もお手頃ですが、静電気が起きやすい素材です。木製や豚毛、猪毛が使われている天然毛は、油分が含まれているため摩擦による静電気が起きにくいです。また、帯電防止効果のある金属製のものや、静電気防止機能のあるものを使い静電気を逃すのもおすすめです。


―5.髪に潤いを与える

ヘアオイルやセラムを使用して、髪に潤いを与えます。天然のオイル(ココナッツオイル、アルガンオイルなど)を軽く髪につけると、髪の表面をコーティングして乾燥を防ぎ、静電気を抑えることができます。
保湿後は、自然乾燥はさせず、必ずドライヤーを使用し短時間で乾かしましょう。


―6.部屋を加湿する

部屋の空気を乾燥させないために、加湿器を利用して湿度をコントロールしましょう。髪の毛の静電気は、湿度が40%以下の乾燥した環境で発生しやすいため、湿度が約50~60%になるように調整してみてください。
加湿器がない場合は、カーテンに霧吹きスプレーをかけたり、濡れたバスタオルを吊るしてみましょう。部屋を加湿することで、髪の静電気を防ぐだけでなく、肌にも潤いを与えてくれます。


いかがでしたか?
今回は、冬の乾燥から静電気の発生する影響と対策についてご紹介いたしました。
冬の乾燥した時期に多い静電気ですが、対策をすれば防ぐことができ、髪の毛も綺麗に保つことができます。 ぜひ参考にして、乾燥と静電気に負けず、健康で潤いのある綺麗な髪の毛を手に入れてみてくださいね!


今回は以上です!

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